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口腔ケア 3・4さいのこどもはどうすればいいの?
こんにちは。横浜市緑区の歯医者、十日市場ファミリー歯科の兵藤です。今回は3・4さいのお子さまの口腔ケアについてお話します。
3・4歳頃になるとこどもの歯がだいたい全部揃ってきます。
行動も活発になり、おうちでの独り遊びより公園でお友達と遊ぶ時間が増えてきます。
「おなかが空いたぁ~でも、まだまだお友達と遊びたいっ!」
空腹とお友達との遊び、心の葛藤一本勝負…勝敗は大抵お友達との遊びの勝ち(笑)お母さま方もそれを見越しておやつ持参で公園へ。
公園でのおやつタイムが始まります。お友達とお日さまの下で食べるおやつは、格別においしいですよね。元気に遊んで、たくさん食べてと身体と心に良いことばかりです。ついでにちょっとだけ歯の健康にも気をつけてみてください。
公園に歯ブラシを持って行っていただくのがベストですが、実際はなかなか難しいかと思います。ですので、おやつを食べた後はお水でぶくぶくうがいをしましょう。
たかが“うがい”と思われがちですが、うがいだけでも何もしないのとは全然違います。それから、おやつもキャラメルやアメのようなお口に残るものでは無いほうが良いです。
水分補給も甘いものではなくお水やお茶が良いでしょう。最近は熱中症予防のためスポーツドリンクを飲むことがあるかと思いますが、スポーツドリンクには糖分が多く含まれているので、スポーツドリンクを飲んだ後にお水を少し飲むか、ぶくぶくうがいをしましょう。
【自分でやりたくなったらやらせてみましょう】
3歳になると自我がめばえ、なんでも自分でやりたくなります。
お子さまが「じぶんでぇ~」と言い始めたら歯ブラシも持たせてみましょう。
この頃はまだまだおこさま自身では磨けません。ですが、それで大丈夫。歯磨きの仕方を教えようとしたり注意をしたりせずに、ケガをしないようにだけ注意をして見守ってください。最後にお母さまが仕上げ磨きをしてあげてくださいね。
歯ブラシはお子さまが自分で持つ用の物はなんでも構いませんが、安全設計になっている歯ブラシを選ぶと良いでしょう。(自分磨きについては「こどもの自分磨きはいつからさせればいいの?」参照)
例えば、このように喉に誤って刺さらないようになっている物を選びましょう。
お母さまが仕上げ磨き用に使う歯ブラシはできるだけヘッドの小さいものを選びましょう。目安としてはお子さまの下の歯の3歯分くらいの大きさです。(仕上げ磨きについて詳しくは「仕上げ磨きはいつまですればいいの?年齢別仕上げみがきのポイント」参照)
歯磨き粉は使わなくても結構です。特に仕上げ磨きの時は使わない方が良いです。歯磨き粉の泡で歯垢が見にくくなりますし、お子さまの小さなお口ではすぐに泡だらけになってしまいます。
一度うがいをすると歯磨きが終わったと思ってしまい続き磨きをさせてくれないお子さまもいます。
歯磨き粉にはフッ素が入ってるからとお使いになっている方もいらっしゃると思います。大人の方でしたら歯磨き粉でも良いですが、お子さまにはジェルタイプやスプレータイプのフッ素がおすすめです。
歯磨き粉と違って泡立ちがないので磨き残しも見えますし、ぶくぶくうがいをする必要もありません。歯磨きの後にうがいをしたい方は、仕上げ磨きをしてうがいをした後に歯ブラシにフッ素ジェルをつけて塗ってください。乳歯は虫歯の進行が速いので、虫歯予防を頑張ってくださいね。
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横浜市緑区十日市場町にある十日市場ファミリー歯科。
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