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唾液の役割は意外と重要!

投稿日:2018年7月18日 | 最終更新日:2023年6月3日

こんにちは。横浜市緑区十日市場ファミリー歯科の正木です。

けがをした時に、ツバでもつけときなと言われた経験がある方もいらっしゃるかもしれませんが、これもあながち間違いではありません。傷にツバを塗るのは非衛生的でおすすめできるものではありませんが、唾液の中には抗菌や殺菌作用のある成分が含まれているのも事実です。

唾液にはその他にも色々な働きがあります。今回はこの唾液についてお話します。

 

唾液ってどこからでてくるの?

唾液は成人で1日1.5リットル前後の量が、分泌されると言われています。

まず、唾液はお口の中のどこから出てくるか気にしたことはありますか。なかなか気にされたこともないかとは思います。詳細は割愛しますが、唾液腺というところから出てきます。これは1つだけでなくいくつかあります。大きく分けて「大唾液腺」と「小唾液腺」に分かれます。この中でネバネバの唾液とサラサラの唾液がでてくるところがあります。

 

下の前歯の裏側によく歯石がたまると思いますが、これも唾液腺が近くにある事が関係しています。

唾液に含まれるミネラル成分と磨き残しが合わさることで、歯石になります。そのため、唾液の出口のある下の前歯の裏側には歯石がたまりやすくなります。

唾液の量は、不安や緊張、シェーグレン症候群、脱水、糖尿病、服用薬剤の副作用などでも減少します。お口の中が乾くなと思われたら歯科医院で検査してみてください。

 

唾液の役割

唾液には実は様々な作用があります。

・食べ物をまとめる作用

唾液には「ムチン」と呼ばれるネバネバ成分があり、これが飲み込みやすくなるように塊をつくる役目をしています。

 

・食べ物を飲み込みやすくする

ネバネバ成分で塊をつくったら、それを胃までスムーズに届けるもの唾液の役割です。

 

・お口の中をキレイにする

お口の中の汚れを洗い流す作用もあります。そのため、口腔乾燥や唾液分泌低下により唾液の量が少なくなると、お口の中に汚れが滞留するため虫歯や歯周病になりやすくなります。また、粘膜保護作用も減少するため義歯不適合、味覚異常、嚥下障害、舌・粘膜異常などが起こりやすくなります。

 

・カラダを守る作用

唾液の中には「リゾチーム」と呼ばれる抗菌作用のある成分や「ラクトフェリン」「ペルオキシターゼ」「IgA」などの殺菌成分も含まれています。

 

・お口の中を傷から守る

ネバネバ成分のムチンがお口の中が傷つくのを守ってくれています。

 

・歯を守る!作用

食べ物を食べるとお口の中が酸性に傾きます。ある一定の値を超えると歯が溶け出してきます。その元のPHまで戻してくれるのが唾液の役割です。唾液は夜寝ている間にでてくる量が少なくなります。

そのため磨き残しがあると、歯が溶けている状態が長くなるので、虫歯になりやすくなります。

これを防ぐためには、寝る前に歯をしっかり磨くことと、磨いたあとは物を食べないことが大切です。

 

まとめ

このように唾液には様々な作用があり、それもとても重要な役割があります。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科では、こういった唾液と虫歯予防のお話もお伝えしています。口腔機能低下症の検査も行っていますので、わからないことがあればお気軽にご相談ください。