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歯の痛みはなぜ起きる?症状別に原因・治療法を解説

投稿日:2018年7月21日 | 最終更新日:2023年3月31日

こんにちは。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科の正木です。今回は歯の痛みについてお話しします。

突然起きる歯の痛み。寝れなかったり、仕事に支障をきたしたりと辛い思いをすることも多いです。一言で歯の痛みといっても痛み方によって原因は様々です。今回は症状別に痛みの原因をご紹介します。

 

①冷たいもの、温かいものがしみる

この症状で一番多いのは「知覚過敏」によるしみです。これは、歯ぐきが下がり歯の根本(象牙質部分)が露出することによって起きることが多いです。この場合、しみ止めのお薬を塗ったり、歯科用のプラスチックで覆ったり、しみ止めの効果のある歯磨き粉を使用してもらうことによって治療を行います。

次に考えられるのは虫歯が神経の近くまで進行している場合です。この場合は、虫歯部分を除去して歯科用のプラスチックで埋めたり、被せ物をして治療を行います。

より神経に近い場合は仮のお薬で虫歯を取った部分を埋めてしみや痛みが出ないか確認した上で、詰め物や被せ物を行うこともあります。

これでもしみや痛みがでてしまった場合は、最終手段として神経を取る処置を行うこともあります。

冷たいものがしみるよりも温かいものがしみる症状の方がより症状が進行している状態です。冷たいものがしみるなと思ったら一度歯医者で診てもいましょう。

 

②何もしなくても歯がズキズキ痛い

虫歯が神経まで到達して神経に炎症を起こすと、何もしなくてもズキズキ痛いという症状が起きます。

この段階になると神経を取る治療が必要な場合が多いです。

しかし、神経の炎症が強い場合は麻酔が効きづらいことも多いです。麻酔が効きずらい中で神経の治療をするのは非常に困難です。

この段階になるまでに少なからず歯の痛みがあって収まってを繰り返している期間があると思います。その段階で一度歯医者で診てもらうのが、強い痛みを回避する方法です。少しでも気になることがあったら歯医者で相談しましょう。

 

③歯を噛むと痛い

この場合に考えられるのが、歯ぎしりによって歯に過度の負担がかかって「歯根膜炎」を起こしているケース、歯の根の先に膿ができている「根尖性歯周炎」、歯周病によって歯が揺れているケース、虫歯によって歯の神経に炎症が起きているケースなどが考えられます。

1.歯に過度の負担がかかっているケース

歯の周りには、歯を支えている骨(歯槽骨)がありますが、この歯と骨の間にサスペンションのような役割をする「歯根膜」という組織があります。

歯ぎしりやくいしばり、歯並び、被せ物の高さが高いなどの理由で歯に過度の負担がかかるとこの歯根膜に炎症が起きます。これを「歯根膜炎」といいます。

この治療としては、歯の負担を減らすことが目的となるので歯ぎしりやくいしばりにはマウスピースの制作を行ったり、歯並びに関しては矯正治療を検討し、被せ物の高さが高い場合は高さの調整をする治療を行います。

 

2.歯の根の先に膿ができている場合

歯の根の先まで虫歯菌が進んだりすると、歯の根の先にうみを作ることがあります(根尖性歯周炎といいます)。こうなると歯を噛むと痛いという症状が起きることや歯ぐきが腫れる、何もしなくても痛いという症状が起きます。

この治療法としては、歯の根の中をきれいにすることで、歯の先の膿を治す「感染根管治療」という治療を行います。

この治療の後は、きれいになった歯の根の中にお薬を詰め、土台を立てて被せ物をして治します。

 

3.歯周病によって歯がぐらぐらしている

歯の骨を溶かしてしまう「歯周病」。これが進むと歯を支えている骨が少なくなるので、歯がぐらぐらしてきます。そうすると咬んで痛い、歯ぐきが腫れる、何もしなくても痛いなどの症状がでてきます。

歯周病の治療を行い症状が改善すればいいのですが、それでも改善されない場合は抜歯になることもあります。また状況によっては隣の歯と歯科用のボンドでとめることによって揺れを抑える治療を行う時もあります。

 

4.虫歯によって神経に炎症が起きている場合

これは上記の①、②と治療法は同じなので参考にしてください。

 

④歯ぐきが痛い

歯ぐきが痛い場合は、大きく分けて原因は5つあります。1つ目は歯肉炎(しにくえん)、2つ目は歯周炎(ししゅうえん)、3つ目は根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)、4つ目は親知らずの痛み、5つ目は食片圧入です。それでは1つづつお伝えしていきます。

1.歯肉炎

これは歯と歯ぐきの境目に汚れがたまり歯ぐきに炎症が起きている状態です。比較的状態としては軽度なことが多いので、歯ぐきの境目を意識して歯磨きを丁寧に行うことにより改善していきます。

2.歯周炎

歯周炎は歯肉炎が更に進んで、歯を支える骨にまで炎症が広がった状態です。こうなると歯ぐきが腫れたり、ぷくっと膿の出口ができることもあります。

この場合は、歯の表面についている汚れを取り、歯ぐきの中についている汚れも除去していきます。

これにより炎症を起こしている原因である汚れ(歯垢・歯石)がなくなると、歯ぐきの炎症も治まってきます。

3.根尖性歯周炎

これは③-2にも書きましたが、歯の根の先に膿がたまった時に起こります。歯の根の先の位置の歯ぐきがぷくっと腫れることがあります。

 

4.親知らずの痛み

親知らずは横に生えていたり、一部分だけでてきていたり生え方が様々です。それによって歯ブラシが届きにくく、どうしても汚れがたまり炎症が起きてしまうときがあります。

炎症を繰り返したり、隣の歯が虫歯になってきてしまうようなことがあれば親知らずの抜歯を検討します。

 

5.食片圧入

食片圧入とは歯と歯の間に物が詰まってしまうことです。物が詰まってしまう原因としては、歯並び、歯周病で歯が動く、歯ぐきが下がることによって隙間が大きくなる、虫歯によって歯に穴が開くなどが考えられます。それぞれの原因に応じて治療を行います。

 

【まとめ】

このように歯の痛みとなる原因は多様です。緑区の十日市場ファミリー歯科では、何が原因かをしっかりと見極めた上で症状の説明・治療を行いますので少しでも症状を感じたらお気軽にご相談ください。