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歯の土台ってなに?どんな種類があるの?

投稿日:2018年8月23日 | 最終更新日:2023年3月5日

こんにちは。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科の正木です。

神経を取った歯や歯の大部分が虫歯などでなくなってしまった時に、土台をつくって、それから被せ物をしていきます。今回はこの土台についてお話していきます。

 

【土台とは】

歯の頭の部分が大きくなくなってしまった状態で、被せ物をしようとすると支えがないので、すぐに取れてしまいます。歯に土台を作るのは、この支えを作るためと歯の強さを補強するために作ります。

神経を取った歯は、栄養がいかなくなるため歯自体の強度が弱くなります。それを補強するために土台を作ります。土台のことを「コア」といいます。

 

【土台の種類はどんなのがあるの?】

土台にもいくつか種類がありそれぞれ特徴もあるので、ご紹介していきます。

 

・メタルコア

主に銀を主成分とする金属の土台です。保険で土台を作る場合は、この土台が長い間主流でした。保険の適用拡大で少し変わってきましたが、今でも多く使われています。

デメリットとしては、銀が入っているので銀が溶け出して歯が変色すること。硬さが歯よりも硬いので、強い衝撃を受けた時に歯の方が割れてしまうことが多いこと。セラミックなどの中が透ける被せ物には使うのが難しいです。

 

・レジンコア

土台用に作られた、白いプラスチック様の物です。金属の土台よりも歯を削る量が少ないメリットがあります。デメリットとしては、強度がそのままだと弱いことです。そのため補強として金属のピンを入れる場合があります。これも保険適用です。

 

・ファイバーコア

以前は保険適用ではありませんでしたが、現在では保険でもできるよになった治療法です。

レジンコアに似ている治療法ですが、ファイバーコアでは、金属のピンを入れる代わりにファイバーを使う治療法です。ファイバーとは、釣り竿などにも使われている素材で、弾性のある素材です。これは歯の弾性係数とも近似しており、強い衝撃が加わった時に金属の土台とは違い、歯を破折から守ってくれやすいメリットがあります。

 

【まとめ】

歯を補強する役割もある土台ですが、種類によってメリット・デメリットがあります。緑区の十日市場ファミリー歯科でも、ここにご紹介した土台は全て取り扱っています。治療時にメリット・デメリットもご説明しますので、わからないことがあればお気軽にご相談ください。