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指しゃぶりはいつやめればいい?どんな影響がでる?
こんにちは。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科の正木です。
自分のお子様が指しゃぶりをしていると、歯並びに影響がでるんじゃないか、いつ辞めさせればいいんだろうと不安になることもありますよね。実際に診療をしていてもそういった声はよく伺います。
今回は、指しゃぶりによって起こる影響といつ辞めさせればいいかなどについてお話します。
【指しゃぶりについて】
指しゃぶりは、お母さんのお腹の中にいるときから始まっています。これは「吸てつ反射」といってお母さんのおっぱいを吸う動きが生まれながらにして備わっています。この本能的な動きは1~2歳まで見られます。
乳児期では、何でも口に持っていきます。これは、そうすることで味、形などを学習するためと言われています。つかまり立ちをする頃には、指しゃぶりは減少していく傾向があります。
1~4歳にかけて、段々とおもちゃ遊びや外に出ていくことによって、指しゃぶりもだいぶ減少していくでしょう。
6歳以上でまだ指しゃぶりをしている場合は注意が必要です。6歳になると永久歯も生えてきますので、これまでに指しゃぶりを辞めるようにしましょう。
【指しゃぶりの原因】
指しゃぶりの原因として考えられているのが、不安・ストレス・人工栄養・癖などが考えられています。幼児期の指しゃぶりは、不安や緊張解消のために行っている場合もあるので、無理にやめさせる必要はないでしょう。
【指しゃぶりの歯への影響】
指しゃぶりを長く続けることによって、歯並びに影響がでてきます。
・開咬
指しゃぶりをすると上の前歯は前に動き、下の前歯は内に動きやすくなります。それにより前歯が噛み合わない状態になることがあります。
・上顎前突
上の前歯が前に出てきて出っ歯になってきます。
・交叉咬合
上下の奥歯が左右にずれて中心が合わなくなることがあります。
このようにかみ合わせの異常が起きることにより、発音に影響がでたり、口呼吸、あごの発達に影響がでることもあります。
【まとめ】
指しゃぶりは生まれ持った、本能的な反応でもあります。3歳くらいまでは経過をみても問題ないでしょう。5歳以上になっても指しゃぶりをやめられない場合はなんらかの対応を考えた方がいい場合があります。緑区の十日市場ファミリー歯科でもご相談は承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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横浜市緑区十日市場町にある十日市場ファミリー歯科。
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