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虫歯予防の強い味方「フッ素」について
こんにちは。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科の正木です。
今やほとんどの歯磨き粉に入っている「フッ素」ですが、このフッ素には歯を強くする効果があり、歯が強くなることで虫歯になりにくくなります。
そんなフッ素にもいくつか種類があり効果的な使い方もあるので、今回はそこをお伝えしていきます。
【フッ素ってそもそも何?】
フッ素は、意外と身近なところにもあり毎日取る魚、野菜、塩、牛乳、お茶っ葉などにも含まれており、ビタミンなどと同様に必須の栄養素の一つです。
ただし、フッ素単体では存在することができず、カルシウムやナトリウムなどと合わさって複合体として存在しています。
食品以外でも、土、川、動物、植物、海など自然界のあらゆるところにも存在し、みんなフッ素を取り込みながら生きています。
【歯科で使われるフッ素にも種類がある】
歯科で使われているフッ素は、主に濃度が異なるものが2種類あります。
ハミガキ粉などに入っている「低濃度フッ素」と歯科医院で塗布する「高濃度フッ素」です。
フッ素の濃度はppmという単位で表されています。
低濃度フッ素は、90~1500ppm(2017年3月17日に1500ppmまで配合可能という厚生労働省の承認がおりました。それまでは1000ppmまで)
高濃度フッ素は、9000ppm が主に使われることが多いでしょう。
市販されている歯磨き粉などに含まれているものは1500ppmまでなので、高濃度フッ素は歯科医院でしか受けられません。
「高い濃度のフッ素を毎日使った方が効果的ではないか」という気がするかもしれませんが、実は濃度の違いによってそれぞれ作用が違うので両方行うことが効果的なのです。
簡単に言うと高濃度のフッ素は、歯の表面を強くします。低濃度のものは長くお口の中に残りプラークからの酸の放出を弱める役割と歯の内側から強くする役割があります。
このように、毎日フッ素配合のハミガキ粉や洗口剤を使うことと、年に3~4回の歯科医院でのフッ素塗布の両方を行うことによって虫歯に強い歯をつくることができます。
【まとめ】
フッ素を効果的に作用させるためには、お口の中をまずきれいにすることが大切です。お口の中が汚れたままだとフッ素の効果も弱まってしまします。
まずは虫歯の原因にもなるみがき残しをなるべく少なくするように、歯科医院で正しいブラッシングを身につけましょう。
緑区の十日市場ファミリー歯科では、患者様にあったブラッシング指導、フッ素の効果的な使い方、どういったものがいいのかなどもお伝えしておりますのでお気軽のご相談ください。
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横浜市緑区十日市場町にある十日市場ファミリー歯科。
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