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妊娠中の口腔ケアはどうすればいいの?

投稿日:2018年10月18日 | 最終更新日:2023年3月5日

こんにちは。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科の正木です。

妊娠中は気持ちの面でも体調面でも大きく変化する時期です。お口の中の状態も大きく変化します。そんなお口の中のケアをどのようにしていけばいいかをお話していきます。

 

【まずは正しい知識を身につけることが大切】

妊娠中は、新たな生命への喜びと不安が混ざり合い、ホルモンバランスにも変化があるため情緒不安定になる時期でもあります。

また、ホルモンバランスの変化とつわりもあるためお口の中は激しい環境の変化が起きる時期でもあります。妊婦さんと生まれてくるお子さまを守るためには、正しい口腔ケアの知識が必要です。

 

・妊娠中のお口の中の変化

①女性ホルモンの変化

妊娠中は、唾液中の女性ホルモンの分泌量が増加します。これにより唾液中の抗菌作用の低下や量に変化が起こります。

 

②食生活や嗜好の変化

 

③ストレスの影響

 

④つわりの影響

以上のような環境変化から、

・歯ぐきの腫れ

・虫歯

が発生しやすい状態になります。

妊婦の約7割に歯周疾患が認められ、妊娠前がら歯周病になっている場合、その症状は増悪すると言われています。

 

【なぜ妊娠中に口腔ケアが必要か?】

それは、妊娠期のお口の中の状態は胎児・こどもに影響を与えるからです。

中等度から重度の歯周病は、子宮内での炎症と関わりがあり、

・胎児の発育不良

・早産・低体重児出産

こういったリスクがあります。

母親の虫歯や口腔ケアの不足は、

・虫歯菌の母子伝播

・虫歯菌のこどもへの早期定着

・乳幼児期の虫歯罹患リスク

があります。

感染源の70%が母親であり、残りの30%が父親、家族、同じ保育園や幼稚園に通う他の小児が感染源になります。

 

【妊娠初期のつわり時期の口腔ケアのポイント】

 

①歯磨きは体調の良い時に行いましょう。

入浴中のリラックスしている時やテレビをみながらなど”ながら磨き”でも大丈夫です。

 

②顔をやや下に向けて磨く

喉の奥に唾液が溜まるのを防ぐような姿勢をとりましょう。

 

③奥から前に掻き出すように磨きましょう。

この方が嘔吐反射を少なくすることができます。

 

④洗口剤の使用も効果的です。

歯ブラシがどうしても気持ち悪い時は、洗口剤を使いましょう。

 

⑤歯ブラシはヘッドの小さいものを選びましょう。

小児用の歯ブラシでも大丈夫です。

 

⑥歯磨き粉は、虫歯予防のためフッ素が入っており、泡があまり立たないものを使いましょう。

歯磨き粉の匂いや味が気になるようであれば、水だけでも大丈夫です。

 

⑦キシリトールガムやタブレットの活用

キシリトールガムやタブレットを咬むことで唾液の分泌を促します。またキシリトールには虫歯菌の質を変化させる効果もありますが、3ヶ月以上続ける必要があります。

 

【まとめ】

このように妊娠中の口腔ケアには注意が必要です。生まれてくるお子さまのためにもお口の中の状態を健康に保ちましょう。緑区の十日市場ファミリー歯科でもマタニティ治療は行っております。妊娠中の口腔ケアをまとめた冊子もお配りしています。お気軽にご相談ください。