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歯が黄色い?!エナメル質形成不全とは
こんにちは。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科の正木です。
生えてきた乳歯の一部が黄色くなっている。1歳半検診でエナメル質形成不全と言われた。などの経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。聞き慣れない名前だと思いますので、不安になりますよね。今回はエナメル質形成不全についてお話します。
【エナメル質形成不全とは】
エナメル質とは、歯の表面を覆っている硬い組織です。エナメル質形成不全とは、このエナメル質の形成が上手くいかずに、エナメル質の一部が欠けたり、厚みが薄い状態で生えてくることを言います。
本来エナメル質の色は透明ですが、これが白く濁ったり、黄色い色をしています。約10人に1人の割合で見られると言われています。
原因としてはいくつかありますが、遺伝性のものや妊娠中~生後2・3ヶ月の間に何らかの原因があり起きることもあります。遺伝的なものでは、乳歯や永久歯全てに見られることもありますが、これは稀なケースです。なかなか原因を特定できないケースが多いですが、栄養不良、全身疾患、外傷などが原因でも起こりえます。
【注意点と対処法は】
エナメル質形成不全の歯は、表面がボコボコしたり穴があいてくることがあります。虫歯になりやすく進行も早いため、早めに対応する必要があります。
形成不全がまだ白濁程度にとどまり、進行していないようであればフッ素を塗り、歯を強くして虫歯の発生と進行を防ぎます。穴が空いてきてしまうようであればプラスチックの詰め物などで埋めていきます。
【まとめ】
エナメル質形成不全は、虫歯になりやすく進行も早いので、歯科医院での定期的なチェックとフッ素塗布、自宅での歯ブラシとフッ素はかかせません。歯に白いところがある、黄色く穴が空いてきたこんな時はかかりつけ医に相談してみてください。緑区の十日市場ファミリー歯科でも治療は行なえますのでご相談ください。
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横浜市緑区十日市場町にある十日市場ファミリー歯科。
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