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歯ブラシしたら血がでてきた!どうすればいいいの?
こんにちは。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科の正木です。
歯ブラシをしていて、うがいをしたら血がでてきた、歯ブラシに血がついていたという経験をされた方も多いと思います。出血をみると驚いてしまうこともあるかと思います。歯ブラシで血が出てくるのは、歯ぐきが腫れているサインです。今回は、歯ぐきの出血についてお話しします。
【歯ぐきから血がでてくるのはどういう状態なの?】
歯の表面に細菌がたまると歯ぐきに炎症を起こします。この炎症が強くなってくると歯ぐきからの出血が見られるようになります。この状態を「歯肉炎」といいます。出血以外にも口臭も出てくることがあります。
この状態がさらに進むと「歯周炎」になり歯ぐきから膿がでてきます。昔でいう「歯槽膿漏(しそうのうろう)」と言われる状態です。この段階になると歯を支える骨にまで影響がでてきて、放置し続けると歯がグラグラになり、やがて抜けてしまいます。
【出血を止めるにはどうすればいいの?】
歯ぐきが腫れると出血をしてきます。歯ぐきが腫れる原因は、歯についた汚れ(プラーク)です。そのため、出血を抑えるには汚れを取ればいいということです。
汚れ(プラーク)は、食べ物を食べると必ずついてしまいます。やはり、汚れを取るには毎日の歯ブラシが一番大切です。ただし、歯ブラシだけでは、どんなに上手に磨いても全ての汚れを取ることはできません。デンタルフロスや歯間ブラシを併用しましょう。
しかし、それでも100%の汚れを取ることはできません。また、3ヶ月程すると「バイオフィルム」と呼ばれる、台所のヌメリのような細菌の膜が歯につきます。これは、目に見えませんが着色や汚れがつく原因にもなり、歯肉炎・歯周炎の原因にもなります。このバイオフィルムは、定期的に歯科医院で除去しましょう。
【その他にこんな原因も】
汚れが溜まりやすくなるのは、歯ブラシのやり方だけが原因ではありません。
歯並びに不正があると磨きにくく汚れが溜まりやすくなります。虫歯や適合の悪い被せ物などにも汚れがつきやすくなります。こういった原因がある場合は、まずそこの治療をしていきましょう。
【まとめ】
歯ぐきからの出血をなくすには、汚れ(プラーク)を取ることが大切です。ご自宅での歯ブラシやフロス、歯間ブラシ、歯科医院での定期的な歯石、歯垢取りの両方で歯周炎に症状が進まなようにケアしていきましょう。緑区の十日市場ファミリー歯科でも、ご自宅でのケア方法やケア用品のご紹介もしておりますので、お気軽にご相談ください。
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横浜市緑区十日市場町にある十日市場ファミリー歯科。
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