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フッ素を使った後のうがいは少ないほうがいいの?
こんにちは。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科の正木です。先日、某TV番組でフッ素についての話しをしていました。そこで、フッ素とうがいの関係についても取り上げられていました。今回はこのフッ素とうがいの関係についてお話しします。
【フッ素はどういう役割があるの?】
こちらの記事でもフッ素について書きましたが、簡単におさらいすると、フッ素は歯の質を強化する役割があります。歯の質を強化することによって、虫歯菌が出す酸にも耐えられる歯をつくります。
それにより、虫歯になりにくくする効果があります。
【うがいとフッ素の関係】
そんなすばらしい効果のあるフッ素ですが、今や市販の歯磨き粉の約90%以上に含まれています。しかし、うがいをしすぎるとその効果も薄れてしまいます。番組で紹介されていたデータでは、うがいを1回するとフッ素量が約3分の1に減り、うがいを4回すると約13分の1にまで減るデータが示されていました。
スウェーデンにあるイエテボリ大学の歯磨き法は、歯磨き粉を2センチ程歯ブラシにつけ、歯ブラシをしたらうがいをせずそのままにする方法が紹介されていました。
さすがにこの方法は抵抗がある方もいらっしゃると思いますので、当院でもうがいはできれば1回でとお伝えしていました。
おすすめの方法としては、歯磨きは普通に行い、最後にフッ素洗口剤でうがいをする方法です。
歯磨き粉(特に泡立つタイプ)を使うと磨けてなくても磨いた感じになってしまうことがあるのと、フッ素洗口剤は液体のためよりお口の中で広がりやすいからです。
どちらの方法も行った後は30分何も飲んだり食べたりしない方が効果があります。
フッ素量によっては、お子様に使えない場合があるので、決められた用法用量は守りましょう。
【まとめ】
虫歯予防に高い効果のあるフッ素ですが、使い方次第ではせっかくの効果を十分に発揮できないことにもなります。フッ素をなるべくお口の中に残すことと、その後30分は飲食しないことがポイントです。フッ素洗口剤は市販だとなかなか入手しにくいかもしれません。当院でも販売しており、お子さまにはキッズクラブに入会していただくと無料でお渡ししています。
また、その他の予防法わからないこについてもお伝えしておりますので、わからないことがあればお気軽にご質問ください。
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横浜市緑区十日市場町にある十日市場ファミリー歯科。
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