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親知らずを抜いたら腫れるの?腫れるのはどんな時?
こんにちは。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科の正木です。親知らずに限らず歯を抜いたら腫れるんじゃないかと心配になられる方もいらっしゃいます。歯を抜けば必ず腫れるというわけではありません。どんな場合に腫れるのかなぜ腫れるのかなど、今回はその辺りのお話しをします。
【なぜ腫れるのか】
親知らずに限らず、歯を抜く時に歯ぐきを切開したり、骨を削って抜くような場合もあります。これは身体を傷つけていることになるので、身体を治す炎症反応の1つとして腫れるという反応がでます。
ただし、必ず腫れるというわけではありません。腫れるのは30%ぐらいでしょう。
腫れた場合は、抜歯後1日程度は軽く冷やすと症状が和らぎます。この時に冷やしすぎると血流が悪くなり、傷の治りも悪くなるので冷やしすぎには注意しましょう。
【どれくらいの期間腫れるの?】
親知らずの腫れのピークは2日程です。4日目ぐらいから徐々に腫れが引いていき、1週間ぐらいで元に戻ってきます。腫れの程度は親知らずの生え方、体調などによっても左右されます。
痛みが出ることもあるので、痛みは鎮痛剤で抑えていきます。
麻酔をして抜歯をするので、麻酔が効いている間は痛みを感じませんが、2~3時間経つと麻酔が切れてくるので、その前に鎮痛剤を飲むと少しその後が楽になるでしょう。
【腫れる確率を少なくするためには】
①体調がいい時に抜く
体調が悪いと免疫力が下がります。そうすると腫れやすくなるので、なるべく体調の良い時に抜きましょう。
②口の中の細菌の数を少なくする
口の中の細菌の数が多いと、傷口に感染する確率が高まります。抜歯をする前は、クリーニングをして口の中の細菌の数を減らしましょう。
③抜く歯の炎症は抑えてから抜く
抜く歯の周りの歯ぐきが腫れている状態で抜くと、抜いた後も腫れやすくなります。まずは、歯ぐきの炎症を抑えてから抜く必要があります。
④タバコは控える
タバコを吸うことにより血管が収縮し、血流が悪くなります。抜歯後の傷は血液によって治るため、血流が悪くなると治りが悪くなり、腫れる原因にもなります。
⑤血の巡りが良くなるようなことは避ける
長いお風呂やアルコール、運動など血流の良くなることはよくなると、血液が固まりにくくなり腫れの原因になります。
【まとめ】
歯を抜けば必ず腫れるというわけではありませんが、腫れにくくするために事前に対処できる事もありあます。
下の親知らずは特に、埋まっている場合や横に生えている時も多く骨を削ったり歯ぐきを切ったりすることも多くなるため腫れやすくなります。
抜歯をする時は、かかりつけ医とよく相談し腫れる可能性や抜歯後の後遺症などよく相談するようにしましょう。
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横浜市緑区十日市場町にある十日市場ファミリー歯科。
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