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歯石・歯垢・プラークの違いを知っていますか?
こんにちは。横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科の正木です。
歯石・歯垢・プラークなどの言葉は聞いたことがある方も多いと思います。ただ、その違いについてはご存知でしょうか。今回は、この違いについてお話します。
【歯石・歯垢・プラークの違いとは】
結論から先に言いますと、実はプラークと歯垢は同じものです。
では、この歯垢というのはどういった物なのでしょうか。歯垢とは磨き残しと思われる方もいらっしゃるかと思います。歯垢とは、細菌と細菌が出した物質の塊です。少し難しい名前ですが「バイオフィルム」と呼ばれることもあります。
このバイオフィルムは台所のヌメリのようにヌルヌルしています。朝起きて口の中が粘つくように感じるのは、お口の中の細菌が増えているからです。
では歯石とは、どのような物でしょうか。これは、唾液の中のカルシウムが歯垢とくっついて硬くなった物です。歯石には無数の穴が空いており、細菌の住処になっています。歯石になってしまうと歯に硬くこびりついてしまうので、歯ブラシでは除去することが難しくなります。
歯垢は、24時間位で形成され、歯石はその後2週間ぐらいかけて硬くなると言われています。
【お口の健康を守るにはどうすればいいの?】
①ご自宅で歯磨きをする
まずは、毎日の歯ブラシで歯垢を落とすことが大切です。ただし、磨き方によっても歯垢の除去率というのは大きく変わります。一度、自分の歯磨きが正しくできているかかかりつけ医に聞いてみましょう。
また、どんなに歯ブラシが上手い方でも、歯垢の除去率は80%と言われています。どんなにがんばっても20%以上は磨き残しができてしまいますので、歯間ブラシやフロスを併用するようにしましょう。
②歯科医院でのケア
セルフケアで100%汚れが取れない以上、どんなに頑張っても、歯垢や歯石はついてきてしまいます。そのため、定期的に歯科医院で歯垢や歯石を取っていくことが、歯周病や虫歯を予防する上で非常に大切になってきます。
【まとめ】
・毎日の歯ブラシを正しい形で行うこと
・歯間ブラシやフロスを使うこと
・定期的に歯科医院で歯垢や歯石を除去すること
この3点が歯の寿命を延ばすために大切になってきます。
横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科では、メンテナンスを重視し、歯の寿命を延ばす取り組みを行っております。今回お話した内容も初診やメンテナンスでご来院された患者様にニュースレターでお配りさせていただき情報提供を行っております。
歯磨きの仕方がわからない、どんな歯ブラシを使ったらいいかわからない、クリーニングをしてほしいなど何かございましたらお気軽にご来院ください。
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横浜市緑区十日市場町にある十日市場ファミリー歯科。
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