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寿命の前に健康の終りが来る
こんにちは。横浜市緑区の歯医者、十日市場ファミリー歯科の正木です。
最近は、人生100年時代と言われています。つまりそれだけ健康の価値というのが高まっています。長く生きるなら、健康に長く生きたいですよね。現在は、平均寿命と健康寿命の差が10年あると言われています。健康寿命の延伸には、歯も大きく関係しています。
今回は、この健康寿命と歯の関係についてお話します。
【健康寿命とは】
健康寿命とは、「心身ともに自立し、健康的に生活できる期間」のことを言います。日本では平均寿命と健康寿命に約10年の差があり、70歳前半で健康寿命の終わりを迎えます。
健康が失われるとなぜ介護やサポートが必要になるのでしょうか。
原因は色々ありますが、大きな原因としては、筋力が減って身体機能が低下することです。それに比例して運動することも減ってきます。動く量が減ると物事を考えるということも減っていき、認知能力や判断能力の低下につながります。また、動かないことにより、食欲もわかなくなり、栄養不足の状態となります。身体に栄養がいきわたってないとなにをするにも億劫になり、人との交流も少なくなり、社会参加の機会が減り、最終的に孤立します。これらの流れを「フレイル」といいます。そして何かの拍子に病気が発症し、介護状態となります。
【運動の他に食事も大切】
運動の他にもう一つ重要なのが「食事」です。食事によって摂るタンパク質によって、筋肉を作ることができます。食事をしっかり摂ればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、これが難しいのです。60歳をを越えると、歯の本数が減少し、柔らかい食べ物である炭水化物が増えてしまうからです。また、タンパク質だけでなく、ビタミンやミネラルも減ることが、統計から出ています。
【食事をするために歯が大切】
歯がなければ、食事をしっかり摂ることができません。そのため、健康を維持するためには、自分の歯で長く噛める状態を長くすることが重要です。実際に歯の本数が多い人は、医療費も大幅に低い傾向にあります。
そこで、重要なのが、「失った神経」も「失った歯」も元には戻らないということです。どんなに良い被せ物や治療をしたとしても、ご自分の歯に敵うものはありません。だからこそ、健康に長生きするためにはいかに自分の歯を残せるかということが、重要になってきます。
【まとめ】
人生100年時代。長生きできることは良いことですが、できるだけ健康に生きたいですよね。
未来のために今ある歯を大切にしていきましょう。
お口の衰えについてはこちら「オーラルフレイルって聞いたことありますか?」
歯を失うことへの影響はこちら「歯を失うと体にも悪影響がある?」
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横浜市緑区十日市場町にある十日市場ファミリー歯科。
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