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顎から音がする?顎関節症とは
こんにちは。横浜市緑区の歯医者、十日市場ファミリー歯科の正木です。
突然、顎が痛くなることや顎の関節のところから「パキッ」と音がしたりした経験がある方もいらっしゃると思います。比較的良くお聞きする症状でもあります。それはもしかすると「顎関節症」かもしれません。
今回は、「顎から音がする?顎関節症とは」についてお話します。
【顎関節症ってどんなもの?】
顎が痛い・顎が疲れる・口を大きく開けられない・顎から音がするなどの症状の多くは「顎関節症」と呼ばれ、経験されている方も多いのではないでしょうか。殆どの場合は、自然に軽快することが多いです。実際に治療が必要な方は5%程とも言われています。
【顎関節症はどうやって診断する?】
顎関節や筋肉の痛み、クリック音などの経過を確認し、他の疾患が否定された時に顎関節症と診断します。顎関節や筋肉、お口の中の状態を確認し、レントゲンで顎関節の骨の状態を確認します。場合によっては、MRIで確認することもあります。それらの情報を元に親知らずの影響など他の疾患ではないことを確認し、顎関節症の診断をしていきます。
【顎関節症の原因は?】
顎関節症に関しては、決定的な原因というものがないことが多いです。噛み合わせやストレス、歯ぎしりが原因ではないかと言われていますが、どれか1つの原因を断定することは難しいと言われています。つまり、顎関節症を引き起こす原因は、その患者様によって異なり、原因が複数重なって起こると考えられています。例えば、ある方は、精神的なストレスによる歯ぎしりと普段の姿勢が原因で起こったりします。
【顎関節症の治療法は?】
一般的には、内服薬による治療か、お口を開けるための開口訓練などの理学療法、マウスピースによる顎関節内部の安定化などの治療が行われます。外科治療をするケースはどうしても痛みが引かない時などかなり限定されると思います。
ただし、1年以内には7割が軽快するというデータもあるので、痛みがなければ様子をみてもいいでしょう。
【まとめ】
お口が開けづらい、顎関節のところから音がなる、お口を開ける時に痛みがあるなど気になることがあれば、まずはかかりつけ医に相談してみましょう。
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横浜市緑区十日市場町にある十日市場ファミリー歯科。
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