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日本人の歯の寿命ってどれくらい?| 横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科ブログ | 十日市場ファミリー歯科

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日本人の歯の寿命ってどれくらい?

こんにちは。横浜市緑区の歯医者、十日市場ファミリー歯科の正木です。

日本はご存知の通り超高齢化社会になり、日本人の平均寿命は伸び続けています。

現在の日本人の平均寿命は、男性81.47歳、女性87.57歳です(2021年現在)。
歯の寿命はというと、残念ながらこの年齢にはまったく追いついていません。歯の寿命は、健康寿命とも密接に関わってきます。(詳しくは「寿命の前に健康の終りが来る」参照)

今回はこの歯の寿命についてお伝えします。

 

【日本人の歯の寿命】

8020運動

8020運動というのをお聞きになったことはありますか。これは平成元年より厚生労働省と日本歯科医師会が推進しているもので、「80歳の時に20本以上の歯を残しましょう。」という運動です。

これは、20本以上歯があれば、おおむね食事に満足できると言われているためこの目標値になりました。(詳しくは「8020運動って知っていますか?」参照)

 

では、現在の日本の状況ははどうでしょうか。

 

ここ数年で、日本人の歯の保有数は増加しています。8020運動が始まった当初は、日本人の平均残存歯数は、わずか7本でした。

現在では、80歳の時に、17本まで増加しています。ただし、世界で見るとまだまだ低い値です。予防先進国のスウェーデンは25本の歯が残っています。

 

どうでしょうか。思ったより多かったでしょうか。少なかったでしょうか。

 

では、この諸外国との差はどこからきているのでしょうか。

これは、日本の歯科医療が諸外国に比べて劣っているからではありません。この差は、国民の予防に対する意識の違いです。

 

日本では歯が痛くなったり、被せ物が外れたりと悪くなってから治すという方が大多数です。それを表すかのように日本の定期検診の受診率はわずか2%です。

 

しかし、諸外国では歯が悪くならないように定期検診に行くというのが当たり前になっています。

スウェーデンでは80%以上、アメリカは70%以上が定期検診の受診率です。

 

これは日本の保険制度のあり方にも問題があり、私達歯科医療従事者ももっと啓蒙していかなければならないことだと思っています。

 

【まとめ】

歯を長く残すためにもまた医療費の節約のためにも定期検診というのはとても大切です。

定期検診を受けた場合と受けていない場合では、80代の時に2倍近く残存歯の数に差が出ます。
日本人の平均で、55歳くらいから入れ歯が必要になって、75歳の時には約半分の歯を失います。

ある雑誌のアンケートでも、老後に思うやっておけば良かったこと第一位に「歯の定期検診」が選ばれたこともあります。

残存歯数と全身の健康も密接な関係があります。よい老後を過ごすためにも定期検診にいきましょう。

当院では、歯の年齢診断というのもメンテナンスに来ていただいた方には、無料で行っております。(詳しくは「日本初!歯の年齢がわかるシステムを導入しました。」参照)この取組も歯を大切にしてもらいたいとの想いの一環で行っております。

その他にも、歯周病、虫歯、口臭のリスクがわかる唾液検査も行っております。(詳しくは「唾液検査+顕微鏡検査始めました」参照)

定期検診を受けて、いつまでもご自身の歯で噛めるように、全身が健康でいられるように、当院ではサポートを行ってまいります。