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親知らずのQ&A| 横浜市緑区の十日市場ファミリー歯科ブログ | 十日市場ファミリー歯科

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親知らずのQ&A

投稿日:2022年11月19日 | 最終更新日:2022年11月29日

こんにちは。横浜市緑区の歯医者、十日市場ファミリー歯科の正木です。

当院では、ブログを更新していますが、その中でも人気の記事に「親知らずを抜くと腫れるの?腫れるのはどんな時」という記事があります。そこで、親知らずへの関心が高そうなので、親知らずに関するよく聞かれる質問と回答をまとめてみることにしました。

 

【親知らずQ&A】

親知らず

Q:親知らずとはどんな歯?

A:前歯から数えて8番目の歯です。正式には第三大臼歯や智歯(ちし)と呼ばれます。横に生えてきたり、埋まって出て来ない、そもそも親知らずがない方もいらっしゃます。一番奥にあり、ブラッシングが届きにくく、虫歯や歯ぐきの腫れなど様々なトラブルが起きやすい歯です。そのため、抜歯の選択がされることも多い歯です。

 

Q:親知らずは何歳ごろはえてきますか。

A:個人差はありますが、概ね20歳前後で生えてきます。

 

Q:親知らずは必ず抜かなければなりませんか。

A:必ず抜かなければいけないということはありませんが、抜歯の適応になることが多い歯です。

抜歯をした方がいいケースは、手前の歯が親知らずの影響で虫歯になっている、親知らずの周りの歯ぐきが頻繁に腫れる、親知らず自体が虫歯になっている、歯並びに影響を与えるおそれがある場合などは抜歯を検討していきます。(詳しくは「親知らず抜く?抜かない?どうやって決めてるの?」参照)

 

Q:親知らずの抜歯は痛いですか。

A:抜歯を行う際は、局所麻酔を行いますので、麻酔が効いていれば痛みを感じることはありません。

抜歯後の痛みは、まっすぐ生えているケースでは出ることは少ないです。抜歯をしたら、感染予防と痛みをコントロールするためにお薬が処方されますので、薬で痛みをコントロールしていきます。

 

Q:親知らずが痛む原因はなんですか

A:主な原因は細菌による感染です。親知らずが痛むケースとしては、大きく分けて2つ考えられます。1つが親知らず自体が虫歯になってしまうケースです。親知らずは一番奥に生えているため、磨きづらく虫歯になってしまう事も多い歯です。また、歯磨きがしにくい事で親知らずの周りの歯ぐきが腫れ痛みが出るのがもう一つのケースです。

 

Q:親知らずを抜いたら必ず腫れますか。

A:親知らずを抜いても必ず腫れるわけではありません。歯ぐきを切開したり、骨を削って抜くような場合は、腫れることが多いです。(詳しくは「親知らずを抜いたら腫れるの?腫れるのはどんな時?」参照)

 

Q:親知らずを抜いた後は、どれくらいから食事ができますか。

A:基本的には麻酔が切れてからの食事が良いでしょう。麻酔をしていると唇を噛んだり、熱いもので火傷などの危険性もあるので、なるべく麻酔が切れてから食事をしましょう。(詳しくは「抜歯した後はいつからご飯を食べられる?注意点を説明」参照)

 

Q:矯正治療を考えていますが、親知らずは抜いたほうがいいですか。

A:矯正治療終了後に親知らずが生えてくると、せっかく並べた歯並びが乱れてします可能性があるので、抜歯をしてから矯正を行うケースは多いです。矯正を始める前に矯正医とよく相談しましょう。

 

Q:親知らずは何歳までに抜いたほうがいいですか。

A:何かの悪影響が出ているのであれば、早期抜歯が望ましいです。加齢とともに抜歯の難易度は上がり、術後の腫れや痛みも出やすくなります。抜くのであれば20代がいいかと思います。女性の方は妊娠などのライフイベントを考慮し、影響の少ない時に抜歯を検討しましょう。

 

Q:親知らずの抜歯費用はどれくらいですか。

A:健康保険の負担割合により異なりますが、3割負担の場合、普通の抜歯約1500円、困難な抜歯約2000円、骨の中に埋まっている抜歯約5000円です。その他、初診か再診か、レントゲンの有無によって金額は変わります。

 

Q:親知らずの抜歯にリスクはありますか。

A:親知らずが神経に近接しており、抜歯を行った場合、下口唇や舌に0.1~4.4%の確率で知覚障害が起きるときがあります。多くの場合6ヶ月~1年で回復しますが、0.1%程は知覚障害が残ると言われています。

その他に

・局所麻酔によるショックや気分不良が起きる時があります。

・周囲組織の損傷、他歯の破折や被せ物の脱離、上顎洞の突孔や歯の迷入も起こることもあります。

・抜歯後は、疼痛、出血、腫れ、発熱、発赤などが出ることがあります。殆どの場合1週間程度で改善します。

 

Q:親知らずを抜く時間はどれくらいかかりますか。

A:親知らずが生えている状況により大きく違います。普通に生えている場合は、5~10分程。横に向いて生えている場合は、30~60分程。完全に骨に埋まってしまっている場合、60分~。ただし、レントゲンで普通に生えているように見えても、骨と癒着している場合や歯の根っこが曲がっていたり、肥大していたりする場合もあるのであくまで目安とお考えください。

 

Q:親知らずを抜いた後はどれくらいで歯ぐきが元に戻りますか。

A:歯ぐきが塞がるのは、約3~4週間程です。中の骨が治癒するのは3ヶ月~4ヶ月かかります。

 

Q:親知らずが腫れて痛いのですが、その日に抜いてもらえますか。

A:基本的に腫れている時の抜歯は行いません。腫れや痛みが出ている時というのは、炎症も強くなっている状態です。そうすると、麻酔の効果が弱くなり、抜歯が難しくなります。また、抜歯の炎症も強くなるので、腫れや痛みがある時は、抜歯はせずに投薬を行い、炎症が収まってから抜歯を行います。

 

Q:どんな親知らずでも抜いてもらえますか。

A:親知らずを抜歯することにより、神経や血管を傷つける可能性がある場合は、口腔外科をご紹介します。その他にも、全身疾患の関係で管理が困難な場合、歯科恐怖症がある場合などもご紹介します。

 

【まとめ】

親知らずに関しては、普段の診療の際にもご質問を頂くことが多いですので、思い返しながらまとめてみました。思いついたら追記を行っていきます。ご不安や疑問があればお気軽にご来院時にご質問下さい。