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歯周病のQ&A

投稿日:2022年12月3日 | 最終更新日:2023年9月17日

こんにちは。横浜市緑区の歯医者、十日市場ファミリー歯科の正木です。

Q&Aシリーズ第3弾。今回は「歯周病Q&A」について書いていきたいと思います。

【歯周病Q&A】

歯周病

Q:歯周病とはどんな病気ですか。

A:歯周病とは、歯周組織に炎症が起こり、歯を支える骨や歯肉が破壊される病気です。歯周病の原因は、歯垢(プラーク)に含まれる細菌です。

 

Q:歯周病の症状はどのようなものですか。

A:歯周病の症状は、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。しかし、歯周病が進行すると、以下のような症状が現れます。

  • 歯肉の腫れ
  • 歯肉の出血
  • 歯と歯肉の間にすき間ができること
  • 歯が動く
  • 口臭
  • 歯のぐらつき
  • 口の中の違和感
  • 歯が痛む
  • 口が開きにくい

(詳しくは「歯周病の症状 こんな症状は注意が必要」参照)

 

Q:歯周病の原因は何ですか。

A:歯周病の原因は、歯垢の細菌が歯周組織に炎症を起こすことです。歯垢は、食べかすや細菌が混ざって固まったものです。歯垢を放置すると、細菌が繁殖し、歯周組織に炎症を起こします。歯周組織が炎症を起こすと、歯肉が腫れて赤くなり、歯周ポケットが深くなります。歯周ポケットが深くなると、歯垢や歯石が歯周組織にさらに溜まり、炎症が悪化します。

歯周病の原因には、次のようなものがあります。

  • 歯磨きの不十分さ
  • 喫煙
  • ストレス
  • 糖尿病
  • 遺伝

Q:歯周病はどんな治療をするのですか。

A:歯周病は、歯周組織(歯肉と歯を支える骨)に炎症が起こり、歯を支える骨が破壊される病気です。歯周病の治療には、以下のような方法があります。

  • 歯垢(プラーク)や歯石の除去
  • 歯周ポケットの洗浄
  • 歯肉の切除
  • 骨の再生
  • 歯の抜歯

歯周病の治療は、歯周病の進行度によって異なります。軽度の歯周病であれば、歯垢や歯石の除去だけで治癒することもあります。しかし、中度から重度の歯周病になると、歯周ポケットの洗浄や歯肉の切除、骨の再生が必要になることもあります。また、歯周病が進行すると、歯を抜歯しなければならないこともあります。

(詳しくは「歯周病の治療は何するの?進行度別に治療法を解説」参照)

 

Q:歯周病は歯磨きをすれば防ぐことはできますか。

A:セルフケアとして歯磨きをすることは、もちろん必要ですが、それだけでは落とせない汚れというのも3~4ヶ月すると出てきてしまいます。そのため、歯科医院での定期検診も歯周病の予防のためには必要になります。

歯周病の予防のためには、次のようなものが重要です。

  • 正しい歯磨き
  • 歯間ブラシやフロスの使用
  • 定期的な歯科医院受診
  • 禁煙
  • 糖尿病のコントロール
  • ストレスの解消
  • 健康的な食生活

 

Q:歯周病と全身疾患にはどんな関係がありますか。

A:歯周病は、お口の中だけの問題ではなく、全身に影響を及ぼします。また逆に全身状態が歯周病に影響することもあります。

歯周病の細菌は、血液に流れ込み、全身に広がる可能性があります。歯周病の細菌が全身に広がると、次のようなものを引き起こす可能性があります。

  • 心臓病
  • 脳卒中
  • 糖尿病
  • 早産
  • 低体重児出産
  • 肺炎
  • 骨粗鬆症

(詳しくは「歯周病は全身の病気にも関係が!歯周病と全身疾患の関係」参照)

 

Q:タバコは歯周病と関係がありますか。

A:喫煙をすることにより、歯ぐきの免疫力の低下が起こり、歯周病が悪化しやすくなります。タバコを吸っている人は、非喫煙者に比べて歯周病のリスクが2〜3倍高くなっています。(詳しくは「歯周病とタバコの関係」参照)

 

Q:歯周病と認知症は関係がありますか。

A:歯周病と認知症は関係があると言われています。歯周病菌により動脈硬化が促進され、脳血管性の認知症の発症リスクになると考えられています。また、歯周病の治療をすることで、認知症のリスクを下げることができるという研究もあります。

 

Q:歯周病の検査とはどんなことをしているのですか。

A:歯周ポケットと呼ばれる場所の深さを測る検査が基本になります。歯と歯ぐきの境目の深さを測ることによって歯ぐきの炎症の程度や歯を支えている周りの骨の吸収度合いを診ていきます。その深さによって、軽度、中程度、重度と分けられ、治療方法が異なってきます。また、同時にレントゲン写真で骨の減り具合をみることも有効な検査になります。

歯周病の検査では、次のようなものを行います。

  • 歯肉の色、形、腫れ、出血の有無を確認します。
  • 歯周ポケットの深さを測ります。
  • 歯石の量を確認します。
  • 歯のぐらつきを確認します。
  • レントゲン撮影

 

Q:歯ぎしりをすると歯周病は悪化しますか。

A:歯ぎしりをすることで、歯と歯を支えている骨に負担がかかり、その結果、歯を支えている骨が溶けてしまいます。そこにプラークがついているとさらに歯周病は進んでいきます。

(詳しくは「歯が悲鳴をあげている?!歯ぎしりのトラブルとは」参照)

 

Q:歯周病は他の人に感染しますか。

A:歯周病菌は他の人にも感染します。歯周病の細菌は、唾液に含まれるため、口を介して感染する可能性があります。生まれたばかりの赤ちゃんに歯周病菌はいません。それが周囲の大人から感染していきます。周りの大人自身の歯周病が重度な程感染りやすくなります。

 

【まとめ】

歯周病に関してもご質問を頂くことが多いので、思い返しながらまとめてみました。思いついたら追記を行っていきます。ご不安や疑問があればお気軽にご来院時にご質問下さい。