ブログBlog
記事
小児歯科のQ&A
こんにちは。横浜市緑区の歯医者、十日市場ファミリー歯科の正木です。
Q&Aシリーズ第4弾。今回は「小児歯科Q&A」について書いていきたいと思います。(過去のQ&Aはこちら「親知らずQ&A」「虫歯Q&A」「歯周病Q&A」)
【小児歯科Q&A】
Q:何歳ぐらいから歯科医院に行ってもいいですか。
A:歯が生え始めたら受診するタイミングです。生後6ヶ月くらいから生え始めることが多いので、それぐらいがタイミングになります。(詳しくは「何歳から歯科医院にいってもいいの?」参照)
Q:歯磨きは1日何回必要ですか。
A:基本的には毎食後行うことが望ましいです。ですが、どうしても難しい場合は、夜寝る前にはしっかり磨きましょう。正しいやり方でブラッシングすることも大切です。歯科医院でブラッシング指導を受けましょう。
Q:乳歯は虫歯になりやすいというのは本当ですか。
A:本当です。乳歯は歯質が弱く柔らかいので虫歯が進行しやすくなります。後で永久歯に生え変わるからいいやと思われるかもしれませんが、乳歯が虫歯だと永久歯も虫歯になるリスクは高くなります。
Q:おやつはどのように与えたらいいですか。
A:おやつを食べる時は、時間を決めて短時間で食べるようにしましょう。同じ量を食べるとしてもダラダラと長い時間食べている方が、虫歯のリスクが高まります。また、3歳未満のお子様にはキャンディーやチョコレート類は与えないようにしましょう。虫歯になりやすいだけでなく、味覚が未発達のこの時期に甘いものを与えると甘党のこどもになり、他の味もわかりにくくなるので、好き嫌いの多いこどもになります。
Q:歯磨き粉はいつから使えば良いですか。
A:厳密にいつからということはありませんが、うがいができるようになってからで良いと思います。うがいができるまでは、飲み込んでも大丈夫なフッ素(レノビーゴなど)を使って予防していきましょう。大人用の歯磨き粉の中にはフッ素濃度が高く、6歳未満は使用できないものもあるので注意してください。(詳しくは「こどもの歯磨き粉はいつから、どうやって使えばいいの?」参照)
Q:指しゃぶりをしますがどうすれば良いですか。
A:3歳ぐらいまでは様子をみましょう。4歳以上になって続けていると、歯並びや顎の成長に影響が出てきますので、なるべく辞めさせるようにしましょう。
Q:私の歯並びが悪いのですが、こどもも悪くなりますか。
A:歯並びは遺伝的な要因も強いと考えられています。そのため、お子様も将来歯並びが悪くなる可能性があります。1歳半検診、3歳時検診などでチェックしてもらいましょう。早ければ4歳ぐらいから矯正が可能なこともありますので、かかりつけ医にご相談ください。
Q:乳歯が抜けました。どうすればいいですか。
A:生え変わりで抜けたのであれば、そのまま経過を診る場合が多いです。外傷で抜けてしまった場合は、牛乳などに入れ、できる限り早く歯科医院に行くようにして下さい。
Q:シーラントって何ですか。
A:かみ合わせの溝は虫歯になりやすいポイントなので、そこにフッ素入りのプラスチックを流し込んで、虫歯の予防をする方法です。主に虫歯になっていない奥歯に行います。
Q:歯ブラシを嫌がります。どうしたらいいですか。
A:1歳くらいまでは奥歯もないので無理やり磨くこともありませんが、奥歯が生えてきたら保護者の仕上げ磨きがとても大切になってきます。最初はお口の中に物が入ることへの違和感で嫌がることも多いので、安全な歯ブラシで、噛んでもいいのでお口の中に入れる練習やお口の周りを触ってあげて、刺激に慣れさせていくなどの練習をしていきましょう。
Q:仕上げ磨きは何歳までしたらいいですか。
A:7歳ぐらいまでは仕上げ磨きをしましょう。6歳位になると一人で磨けるようになりますが、6歳臼歯も生えてきて、生えたての永久歯はとても虫歯になりやすいので、6歳のうちはしっかり磨いてあげましょう。(詳しくは「こどもの自分磨きはいつからさせればいいの?」参照)
Q:こどもを虫歯にさせないために何か方法はありますか。
A:2歳半までの予防が一番大切です。虫歯菌は周りの大人から感染するので、同じスプーンや箸などは使わないように気をつけましょう。(詳しくは「お子様を虫歯にさせないための対策!2歳半までが最重要」参照)
Q:治療の時に泣いて嫌がってしまうのですがどうすればよろしいでしょうか。
A:病院というだけで警戒して嫌がるお子様もたくさんいます。そんな時に無理に治療を行うと逆効果です。当院では、無理に治療を進めることはせず、ユニットに座るなどの刺激の少ない事からスモールステップで、治療を行っていきます。
この記事も一緒に読まれています。

横浜市緑区十日市場町にある十日市場ファミリー歯科。
わかりにくい歯科の知識を少しでもわかりやすくお伝えし、正しい知識を持ってもらうことで、治療の際の不安やいつまでも健康な歯でいられるように、歯の知識や院内の取り組みをブログにて発信しています。
youtube、インスタもやっているので「フォロー」・「いいね」お願いします。