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暑い季節は虫歯にも注意?!
こんにちは。横浜市緑区の歯医者、十日市場ファミリー歯科の正木です。
ここ数年は、毎年猛暑と言われ暑い夏が続いています。暑い夏は、水分補給が必須ですよね。
そこでよく飲まれるのが、「スポーツドリンク」です。効率的な水分補給のためにスポーツドリンクには、ナトリウムと糖質が含まれています。そんなスポーツドリンクですが、虫歯にはなりやすい面もあります。今回は、「暑い季節は虫歯にも注意?!」というお話をします。
【スポーツドリンクの問題点は糖質量】
暑い季節は、汗と一緒に塩分も排出されます。そのため脱水症状も起きやすくなります。そのためスポーツドリンクのように、ナトリウム糖質が含まれている方が、効率よく水分補給ができるようになります。
そんな良いところもありますが、一方で虫歯にとっては大好物となる、糖質の量が多く含まれています。糖質の値は砂糖が4~6%と記載されており、500mlのペットボトルにスティックシュガー10本分ぐらいの砂糖が含まれています。砂糖は、虫歯菌の餌となり大量の酸を作り出す原因にもなります。
もう一つが、スポーツドリンクは意外と酸性度の高い飲み物だということです。一般的なスポーツドリンクのPHが3.5ぐらいと言われています。歯が溶け出すのがPH4.5なので、砂糖と相まってさらに虫歯になりやすくなります。
【飲むにしても飲み方に工夫をしましょう】
お口の中に物が入ってきた時の、お口の中のPHの変化をグラフで表した「ステファンカーブ」という有名なグラフがありますが、これによると飲食をするたびにお口の中は酸性に傾き、唾液の力によってそれが中和され、また飲食すると酸性に傾くといったように変化します。暑い時はお口の中が乾いて唾液の量も減るので、より虫歯になりやすい環境と言えます。
これを踏まえた対策としては、ダラダラと長い時間をかけて飲むよりも、同じ量を飲むにしても短時間で飲むことです。そうすることによりお口の中が、酸性になっている時間を減らすことができるので、虫歯のリスクを減らすことができます。
【まとめ】
スポーツドリンクだけでなく、炭酸飲料やジュースも同じくリスクが高いです。経口補水液は、糖質も少なめなので、脱水症状対策として活用してもいいかもしれません。
どうしても糖質の高い飲み物を飲む時は、短時間で飲んだ後は、歯磨きやせめてうがいをするようにしましょう。
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横浜市緑区十日市場町にある十日市場ファミリー歯科。
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